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「救済制度」により、合格基準は動きます

社会保険労務士試験の難しさといえば、何と言っても「満たすべき得点を超えられるかどうか」にあります。
合否の判定は、総合得点と各科目との“2重の基準”によってなされます。
どんなに総合得点が高くても何か一つの科目で大きなミスをすれば不合格となってしまいますし、一方で各科目平均的に出来ていたとしても総合の合格点を満たせなければ、やはり合格することはできません。
このような厳しい合格基準によって、毎年1点、2点で惜しくも合格を逃す受験生がたくさんいるのです。


◎合格点に満たなくても「救済」あり!最後の最後まで、合否の行方は分かりません

社会保険労務士試験の合格基準は、基本的には下記の通りです。


次の2つの条件を満たしたものを合格とする。
1. 選択式試験は、総得点○(年度により異なる)点以上かつ各科目3点以上である者
2. 択一式試験は、総得点○(年度により異なる)点以上かつ各科目4点以上である者


ですが、各科目の得点については、この基準に満たなくても合格できる場合もあります。
それが、社会保険労務士試験ならではの「救済制度」です。
「救済」とは、試験の難易度や合格者数の調整のため、合格ラインの引き下げが行われること。
一応は例外的な扱いとされていますが、社会保険労務士試験では毎年のように、この「救済」が見受けられます。


そして、救済が施されるのは主に選択式となっています。

 
年度 選択式における救済
平成27年 「労常」・「社常」・「健保」・「厚年」 2点
平成26年 「雇用」・「健保」 2点
平成25年 「社常」 1点
「労災」・「雇用」・「健保」 2点
平成24年 「厚年」 2点
平成23年 「労基・安衛」・「労災」・「社常」・「厚年」・「国年」 2点
平成22年 「国年」 1点
「健保」・「厚年」・「社常」 2点
平成21年 「労基・安衛」・「労災」・「厚年」 2点
平成20年 「健保」 1点
「厚年」・「国年」 2点
平成19年 救済なし 1点
平成18年 「労基・安衛」・「労災」・「社常」・「厚年」 2点

こうした傾向から、社会保険労務士試験における今後の救済を予想するならば、「年金関係では比較的救済の可能性が高い」ということでしょう。
加えて、これは年度によりますが、試験後「難しい」と話題になった科目についてもまた、救済の可能性は高いと言えます。


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よって、もしも試験時間中に「難しい、もう不合格かもしれない」と感じられる科目があったとしても、過度に悲観的になるのではなく、「この科目はおそらく救済がかかるだろう」とどっしり構えるのが得策です。
アナタが「難しい」と思う科目は、大半の受験生にとっても難問なはず。よって、最後まで合格の可能性を諦めてはいけません。



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