1000時間を何か月でやりきるか。その見極めが大切です。

学習期間と総学習時間

社会保険労務士の受験者の半数は会社員です。そのデータのことを知った時、私自身も働きながら勉強をする決心をしました。社労士の資格を取って独立するのなら、ここは思い切って会社を辞めて一日中勉強に集中した方が良いのでは?試験勉強の間はどうにか失業保険で食いつなげそうだし。

そんな思いもちらっとはよぎりましたがそれはやめにしました。身辺整理をして自分を追い込むつもりが、プレッシャーに負ける結果になっては、いろんなことが台無しになってしまうように思えたからです。

しかし勉強期間をどう設定するかには非常に慎重になりました。当時社労士の試験についてインターネットや本で調べてみると、合格には1000時間の勉強が必要と書いてありました。自由になる時間をやりくりして例えば1日2時間の勉強ですと、1年半もかかってしまいます。

そんなに長い間毎日こつこつと勉強を続けていくのは至難の業です。

それでは3~4か月の勉強でどうにかなる試験かといえば、まったくそんなことはないでしょう。そのことは、すでにお話した受験申込者数と実受験者数のギャップのデータがはっきりと物語っています。

これはあくまで私の場合ですが、働きながらギリギリ捻出できる学習時間として、私は月125時間の勉強をノルマとしました。

内訳は、平日3時間(15時間)、土日8時間ずつ(16時間)の学習です。平日3時間のうちの1時間には、通勤の電車内での勉強もカウントしています。1000(時間)÷150(時間)=8か月、年度末の休みから勉強を始めて、8月末の本試験にギリギリ間に合う計算で始めました。

それ相応の覚悟が必要

もちろん学習の習得度というものは、一時間あたりの学習密度によっても変わってはきます。ですから、600時間、800時間、1000時間、1200時間など、その方の勉強量が必ずしも合格・不合格を決定づける要素にはならないのかもしれません。

それでもやはり標準的に言われている学習量(800時間~1000時間)は信頼して守るようにした方がよいでしょう。

このことは私自身の当時の8か月を振り返ってみてもまったくそう思います。

私の場合、平日3時間はそれほど苦ではありませんでしたが、会社が休みの日の1日8時間は本当にしんどい思いをしました。8か月、1日もたいした遊びをしなかったというのは大学を目指していた受験生活の頃にもなかったことです。

結果的には1000時間に少し届きませんでしたが、運も手伝ってか1回の試験で合格しています。

少しみなさんを追い詰めるお話しになった気もしますが、社労士の受験合格にはやはりれ相応の覚悟が必要だと思います。学習期間・総勉強量のことは慎重に検討するようにしてください。