社会保険労務士の試験概要

■受験資格
●高等専門学校・短大・大学以上の卒業者
●公務員で労働社会保険諸法令の事務に従事した期間が通算して3年以上、または行政事務に3年以上従事した者、民間企業や労働組合等で労務担当や労働社会保険諸法令の事務に通算3年以上従事した者
●労働保険・社会保険手続きなどの人事・労務管理の経験が3年以上ある者。
●行政書士、司法試験2次試験、税理士試験など合格した者
■試験日
8月の第4日曜日
■試験科目
- 労働基準法および労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法
- 雇用保険法
- 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
- 健康保険法
- 国民年金法
- 厚生年金保険法
- 労務管理その他の労働および社会保険に関する一般常識
上記の各科目から、
・択一式問題が、各10問ずつ(ただし、労務管理その他労働に関する一般常識と社会保険に関する一般常識は、各5問ずつ)、合計70問
・選択式問題が、各1問ずつ、合計8問が出題される。
■試験方式
選択式・択一式
■試験時間
午前の択一式試験が、10:30~11:50(80分)、
午後の選択式試験が、13:20~16:50(210分)である。
午後の210分間という試験時間は、なかなか長く、体力と集中力の維持も課題となる。
■合格基準
社会保険労務士試験は、「何点取れれば誰でも合格」という試験ではなく、「上位何パーセントが合格」という試験である。
その合格者を決めるのは、上から人数をカウントしていくのではなく、「合格基準点」というものが設定され、それを上回っているかどうかで合否が決定される。
合否判定の基準となるのは、全科目の合格基準点だけでない。上記それぞれの科目ごとの合格基準点もある。
そして、科目ごとの合格基準点と全科目の合格基準点の両方を上回らないと、合格することができない。
この科目ごとの合格基準点」というのが曲者であり、同時にこの試験の攻略のカギである。このことについては、後でまたお話しします。
(例:毎年変更有)
・選択式試験の総得点が25点以上あり、かつ各科目で3点以上(ただし、労働基準法及び労働安全衛生法、厚生年金保険法、労働者災害補償保険法は2点以上)であること。
・択一式試験の総得点が44点以上あり、かつ各科目4点以上であること。
■申し込み期限・方法
4月~5月末日
下記に詳しい申込み方法が記載されています。