通学講座はどう?

独学以外の学習法としては、あとは通信教育と通学講座が残ります。
社会保険労務士の場合、難易度が高いために、本当に合格したいと思うのであれば、この2つのどちらかを選ぶことをおすすめします。
では、次に通学講座の特徴を見てみましょう。
通学講座
通学講座とは、資格スクールや予備校の社会保険労務士講座に通い、生の講義を受けて勉強することです。
<通学講座のメリット>
- 講師の生講義が受けられる
- 合格率が高い
- 勉強しなくてはいけないという環境がある
講師の生講義が受けられるというのが一番のメリット。疑問点もすぐに質問できますし、最新の試験情報も教えてもらえますね。
また、学校に通わなくてはいけないため、必然的に「勉強しなくてはいけない」という環境ができます。「自分一人では勉強する自信がない」という人には良いかもしれません。
しかし、通学講座にはデメリットもあります。
<通学講座のデメリット>
- 週に1~2回、決まった曜日・時間に通わなくてはならない
- 通学時間がかかる
- 受講料がとても高い
通学講座は、毎週決まった曜日・時間に学校に通わなくてはいけません。
多くの学校は夜間コースと土日コースがあります。
夜間コースは週2回で19:00~21:00
土日コースは週1回で10:00~17:00
そのため、社会人は18時までに仕事を終えなければ、学校に通うことは不可能ですし、土日の丸1日勉強するのは体力的にもきついですよね。
そのため、通学講座を受講する人は時間が自由になるフリーターや学生が多いのです。
また、受講料は約20万と高いため、気軽には受講できませんよね。それ相当の覚悟が必要な価格です。
社会人には通学講座は不向き
講師の生講義は聴けるが、受講料が高く社会人にはデメリットが多い
社会保険労務士試験を目指す人のほとんどが社会人です。17時や18時といった早い時間に、しかも定時に仕事が終わるのであれば通えますが、ほとんどの社会人は残業があったり、会社の行事や飲み会があったりで、定時に帰宅できるということは、あまりいないと思います。
残業を断って学校に通えば上司の目が怖いですし、仕事を優先して学校を欠席したら、通学講座を受講した意味がありません。
そのため、社会人が通学講座を受講した場合⇒途中で挫折してしまうことが多いのです。