- Published on
実社会でブロックチェーンサービスの成功例とは
「ブロックチェーンすごいよ」、「きみも波に乗ろうよ!」的な言葉を聞いたり目にしたりした方は多いと思います。
こんなことできるしあんなことも!夢の技術でしょ?的な宣伝が溢れていて、実際のとこどうなん?って思われている方もいらっしゃるかと。
で、実際にどんな使われ方してるのか、うまくいってるサービスあるの?と調べていた方がいらっしゃったのでメモ。参考
調査は「blockchain production users」と Google で検索。 現実世界の消費者と関連があり機能しているプロジェクト 34 件を調べたとのこと。
ほぼ全滅
結論は、34 件中 13 件のブロックチェーンサービスはすでに死んでたよー。
6 件は暗号通貨と NFT の中でしか使えず、「現実世界」では使えないやつだったよー。
14 件はブロックチェーンを除去しても機能に全く影響がない、あるいは製品をより良くする方法でブロックチェーンを使用していることがわかりました。
とのこと。
ブロックチェーンを現実で生かしてうまいくいってサービスるものがほとんどないと。 厳しい現実。
非匿名化につなげるものがうまくいく皮肉
一つだけ、今もうまくいってるサービスはあるよーとのことで、Chainalysisどんなサービスかというと、政府が脱税逃れされないように監視したり、怪しい取引がないか消費者を追跡するサービスみたいです。
つまり、消費者のあやしい取引は匿名許さん!検閲するぞ! ということのようでかなり皮肉ですね。 ブロックチェーンのメリットは飛んでますな。
雑感
この方は結論として以下のようにまとめてました。
- クラウド、機械学習、インターネットは過剰に宣伝されてもなにか残したけど、ブロックチェーン技術はそれがないよねー。
- 「ブロックチェーンは未来だ!」とか「暗号通貨以外のブロックチェーンの使い方がある!」みたいなことも言われるけど工学、プライバシー、法律の観点で見ると微妙だよねー。
- ブロックチェーン擁護派は 13 年かけて人を納得させてきたのにそれを裏付ける事実を探すのに 1 時間ぐらいかけることはできなかったのかな? _ 投資家とか一般人がこれでめちゃくちゃ時間とお金を失っていることを考えると専門家が強く反発しないのは無責任だと思うし、自分も恥ずかしくなる。
うーん、辛辣ですな。 他の技術は実生活であきらかなメリットあったけど、ブロックチェーンは今んとこない。
一部の人がやたら騒いで夢みさせることでみんなにお金を払わせてるけど、そんなんでいいのかと。
たしかに可能性の話かそうでないかで分けると今んとこ可能性の話がほとんどのような気がします。