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アウトプット系の本を読んだのに、なぜか高級スーツを買わされそうになった話
目次
最近ブログをやってみようと思いこのブログを始めまして、記事を書く効率とか量を増やすにはどうすればいいのか、みたいなことを考えています。
もともとかなりのめんどくさがりで、ブログは更新ありきだとわかっていたのでなかなか手をだせませんでした。
そんなかんじで、アウトプットという単語が飛び交っているので記事の書く量を増やせるヒントがあるかもなあと、とにかく知識を仕入れたかったので売れてそうなアウトプット系の本を読んでみました。
納得できたのは最初の数ページ
結論からいうと、典型的な自己啓発系のにおいがして、いまいちでした。
一応言っておきますが、アウトプット自体はいいことに変わりないと思っています。
本を読むごとにクエスチョンが多くなっていき、なぜ言い切れる?みたいな煮え切らず、途中からへーそうなんだと他人事のようになっていき、読み進めるのがきつかったです。
最終的に特に印象に残ったことはなかったです。
自己啓発系の本を合わせて薄めた感じ。
なにがしっくりこなかったのか、いまいちだったのか
本には、「とにかくアウトプット、インプットはあと」みたいなことが書かれています。
その理由として、インプットにかける時間がもったいないからとのこと。
まあたしかに悩んで時間をかけるならとりあえずアウトプットしてみるのはいいと思います。
この場合のアウトプットはブログを書くとか、人に話すという意味です。
「アウトプットをしながら軌道修正をしていく」
だったり、「いろんな解釈の仕方」をすることが大事だということは、確かにそうだなと思います。
煮え切らない、もやもやの正体も書かれていました。
「言い切ること」が大事だそうで、納得できる理由がいまいちだけど言い切っているから、もやもやしていたんだとわかりました。
なるほど。
納得できた?のはこれぐらいで、あとはそれっぽいことを書いていて、ひたすらアウトプットのゴリ押しでした。
アウトプット系の本なのに高級な物を身に着けろという
最終的に、成功者はこうしている!みたいなことや、良いスーツを買ったほうがいいとまで述べさえしていました。
見た目が変わると自分も仕事も好きになって人生が変わるそうです。
さすがデキる人は違うなあと。
見た目を気にするだけで年収が一割あがるとも書かれていましたが、ソースは雑誌でした。特に出典も引用もなかったです。
相手に行動させるとか、人を動かす的なことが大事だとも書かれていまして。
それはアウトプットしたい人全員が当てはまるわけではないよなあと、
たとえば映画の感想をアウトプットしたい人が、「この映画まじで最高です、見ないと人生損してます、そんな人生でいいんですか?変えたいなら今行動しよう!」
みたいな、そんなことを考えてアウトプットしたい人はいないと思います。
人を動かしたいとか人の行動を変えさせたくてアウトプットをする目的って物を売ったり、利益をだしたい人ですよね。
そこでふと、本を見返してみると、「結果を出して稼ぐ人になりたいなら」と帯に書いてありました。なるほど。
つまり、この本を書いている人が本を売るための戦略だよなあと思うわけで。
こうした意図があからさまに見えてしまうと一気に読む気も失せ、全体の信憑性もなくなるのではないかと。
考え過ぎないことが大事かな
これは個人の感想で申し訳ないのですが、アウトプット・発信がなかなかできないのは
「人の目を気にしすぎている」ってのが大きな理由ではないかなと思います。
必ず正確で必ず人のためになる情報を発信しなければいけないとか、
相手はどう思だろう、不快ではないだろうか、とかいろんなことを考えちゃうんだと思います。
発信した瞬間にその情報がかなりの人の目にふれて、色々つっこまれる状況だったら別だと思います。
が、たいてい情報をみてなんとも思わなかったり、いらない情報だったらスルーするだけで、いちいち全力で批判してくる人ってなかなかいないと思います。
なので、アウトプットしたいこと、発信したいことを人の目を気にせず、稼げるとかどうか余計なことは気にせずとりあえずやってみることが大事なんじゃないかなと思いました。
アウトプットにしても、こうしたほうがいい、ああしたほうがいいとか色々あると思いますが、それを全部鵜呑みにしてたら自分には無理だとか考えてどんどんできなくなってしまうので、やめたほうがいいですね。あとは誰かと比較したりとか。
ちなみに、どんな人が本を書いているんだろうと、裏表紙をみると華麗な?経歴が書かれていて、へーと思いながら何気なく調べてみたらなかなかおもしろいものがでてきました。
https://matome.naver.jp/odai/2150271921453829801
トータルで考えたらなかなかおもしろい体験でした。
まとめ
アウトプット系の本は色々あるけど一冊ではなんともいえない。
個人の経験とかではなく、データとか根拠のある本を選ぶのがよさそう。
おれはアウトプットで成功したみたいな本より、なぜアウトプットするのか的なもの。
当たり前か。