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作ってもらったHTMLサイトが管理できなくなった場合の対処法
目次
サイトをつくってもらったけど、その方と連絡がとれなくなった。
サイトの情報がわからないから編集ができない。
なんてことがあると思います。
作ったサイトを複製して、自分で管理できるようにしたい。
そんなときの対処法です。
結論からいうと「HTMLだけのサイトならコピーする」です。
WordPressの場合は別記事にしようと思います。
簡易的で一般的なホームページを想定しているので、もっと複雑なサイトは複製が困難です。
HTMLサイトの複製手順
ソースをコピーすればいいです。
手順です。
- 複製したいサイトの中身(ソース)を確認する
- コピーする
- ファイルにペーストして保存する(名前.htmlなど)
- 画像を保存する
- サーバーにアップロードする(公開する)
必要となる分のファイルを作成します
パソコンにあらかじめ、サイトのファイルを保存するフォルダを作成しておきます。
サイトの名前などで大丈夫です。
トップページであれば、index.htmlを作成し、
それ以外のページであれば、urlの最後の部分を確認して作成します。
https://ドメイン.com/about.html、であればabout.htmlを作成します。
複製したいサイトのソースを確認します
例としてこのHTMLのサイトの場合で説明します。
https://f-tpl.com/sample/tpl_096/
おそらくどのブラウザでも同じ操作ができます。
ページを開き、ページのどこかで「右クリック」します。
メニューが開くので、「ソースを確認」を選択します。
すると別ページでずらっと文字列が表示されます。これがソースです。
このページを全選択してコピーします。CTRL+Aとかcommand+Aでもできます。
<!doctype html>
<html lang="ja">
~~省略~~
</body>
</html>
ファイルに保存する
全体をコピーしたら、新しいファイルに貼り付けます。
この場合、トップページなのでindex.htmlファイルに貼り付けます。
それ以外のページであればコピーしたページと同じファイル名に保存します。
about.htmlだったらabout.htmlに貼り付けて、保存。
必要なページ分だけ1から4の作業を繰り返していけばいいです。
外部ファイル(JS・CSS)も必要
上記の作業ではHTMLのコピーが完了したので、次は外部ファイルです。
外部ファイルは主に動きに関するjavascriptとデザインに関するcssファイルがあります。
以下まとめて外部ファイルと言います。
外部ファイルがHTML以外で読み込まれている場合は、見た目が崩れて表示されるのでこちらもコピーが必要です。
外部ファイルの見つけ方
中身・ソースで確認します。
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="description" content="最新技術と自然との調和を目指す">
<meta name="viewport" content="width=device-width">
<title>SAMPLE COMPANY | 最新技術と自然との調和を目指す</title>
<link rel="stylesheet" media="all" href="css/style.css">
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.8.0/jquery.min.js"></script>
<script src="js/script.js"></script>
</head>
この場合の外部ファイルはここです。
<link rel="stylesheet" media="all" href="css/style.css">
<script src="js/script.js"></script>
この2つが外部ファイルの場所を示しています。
ドメイン/css/style.cssとドメイン/js/script.jsを読み込んでますー。
ポイントとして、外部ファイルはコピーしなくてもいいものがあります。
たとえば
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.8.0/jquery.min.js"></script>
このファイルはみんな共通で使えるもので、サイトとは関係ないところから読み込んでいます。
なのでこのファイルは中身をコピーしなくてもいいです。
見分け方は、自分のサイトのものか、そうでないのかです。
https://ajax.googleapis.comは関係ないからコピーしないでそのまま、といったかんじです。
style.cssやscript.jsの部分はクリックできるので、クリックするとわかりますがブラウザのURLバーに自分のサイトのドメインが表示されると思います。
なので自分のサイトだとわかります。
HTMLのときと同じように同じ名前でファイルを作成し、コピーして保存します。
一つとは限らないので、2つ、3つある場合は同じようにコピペします。
注意点として、CSSファイルなどの外部ファイルが絶対パスの場合、(http//などから始まる)
外部ファイルをコピーしなくても表示される場合がありますが、元サイトのファイルを読み込んでいるので、元サイトが表示されなくなったら、おなじくその外部ファイルも読み込まれなくなります。
すると、いきなりデザインが崩れた!なんてことにもなるので注意です。
画像を保存する
画像がある場合は画像も保存します。
画像はただ保存するだけでなく、適切な場所に保存します。
<img src="images/logo.png" width="87" height="25" alt="logo">
サイトのソースをみると、images/logo.pngの画像を読み込んでいるので
imagesフォルダの中に保存します。ファイル名も同じでないと正しく表示されません。
保存したファイルの全体のイメージ
- index.html
- about.html
- css
- style.css
- js
- script.js
- images
- logo.png
ファイルとフォルダがあって、フォルダの中にファイルがある状態になります。
イメージなのでファイル名や数などはそれぞれの環境で違ってきます。
ファイルをアップロードする(公開する)
作成したファイルをサーバにアップロードすると公開されます。
サーバーがすでに用意してあれば、ファイルをアップロードします。
これで完了です。
もしデザインなど崩れる場合はソースをみて、ちゃんと読み込まれているか、抜けているファイルがないか確認してください。
まったく同じ状態で公開は避けましょう。
複製後まったく同じサイトの内容で公開をすると、コピーコンテンツ扱いになるのでご注意ください。
コピーコンテンツ扱いになると検索結果に表示されません。
対策としては、ドメインの新規取得や、サイト名をかえること、文面を変えるなど、内容はできる限り変えましょう。